不妊・妊婦の豆知識
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こりのタイプには、血流や血行の不良によるタイプと体の冷えによるタイプ、ストレスが起因するタイプがあります。今回はこの3タイプの、おすすめのツボと養生についてをお伝えします。どれも簡単にできるものですので、是非参考にされて実生活でもお試しください。
[TYPE A] 血行不良タイプ
パソコンやスマホ作業による目の酷使は血を消耗してしまいます。また、生理も血の不足の要因。血が減れば血液の流れも悪くなり、結果、肩こりに。「三陰交」は、血と関わる「肝」の働きも助けるツボ。血流の改善にも働きます。
「三陰交」を押す
≪位置≫
内くるぶしの上から、指幅4本分程度上がった部分
≪方法≫
人差し指や中指あるいは親指の腹を当て、痛気持ちいい強さで押す。押しやすい指でOK。指で軽くゆすっても心地いい。
プラスの養生「肩を回して血流を促す」
≪位置≫
内くるぶしの上から、指幅4本分程度上がった部分
≪方法≫
人差し指や中指あるいは親指の腹を当て、痛気持ちいい強さで押す。押しやすい指でOK。指で軽くゆすっても心地いい。
[TYPE B] 冷えタイプ
冷たい風に当たったり、寒い日に外出すると急に肩がこり固まることがあります。こういった寒さや冷えからくる肩こりに効果的なのは「風門」。風の門でもあるここは、冷風が入りやすいところ。温めることで、風の侵入を遮り冷えを防ぎましょう。
「風門」を温める
≪位置≫
首を前に倒したとき飛び出る骨の下(大椎)から背骨の山を2つ下に移動。そこから親指幅1本半分程度外側の左右。
≪方法≫
手が届きにくいのでドライヤーで温めるのがおすすめ。近づけすぎると火傷の原因になるので注意。
プラスの養生「バスタブで首回りを温める」
冷えタイプの人は、冷たくなった肩周りを温めることも大事です。お風呂に入った際は、少しお湯をつけたタオルを浴槽のふちに置き、そこに後頭部を預けるのもおすすめ。じんわり温まり血流も促進。
[TYPE C] ストレスタイプ
仕事などで過度なストレスがかかったり、気の抜けない状態が続くと、筋肉がこわばってしまいます。すると、血管が収縮し血行不良に。このタイプの肩こりには気持ちのリラックスが有効。ストレス緩和に働く「太衝」が助けになります。
「太衝」をさする
≪位置≫
足の甲にあり、第1趾と第2趾の骨が交わる少し前のややくぼんだところ。
≪方法≫
イスや床に座る。親指以外の指で足裏を支えながら、親指の腹をつぼに当てる。肩や腕の力を抜き、ゆったりした気持ちでさする。
プラスの養生「気を巡らせるミントティーでひと休み」
ストレスがたまると、気が停滞。その気は熱を帯び、痛みを悪化させてしまいます。すっきりした香りには、気を巡らせる効果があるので、ミントティーなどのハーブティーをお供にひと休みしましょう。