不妊・妊婦の豆知識
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悪い姿勢や過度なストレス、冷えなどで肩周りの筋肉が硬直したりするとコリが生じがち。また、目の酷使や生理などで血が不足することも肩こりの原因になります。まずはこっている場所別にアプローチしましょう。さらに、タイプ別に効果的なツボを刺激すると効果的です。
体質別のツボ
まずは、こっている場所のツボを刺激・マッサージをしてみましょう。あなたの肩こりのタイプによって、効果的なツボも異なってくる場合がありますので、以下の3タイプで自分の肩こりタイプを確認してみてください。自分があてはまる項目が多いタイプが、あなたのツボのタイプになります。
タイプ別のツボについては、次回ご紹介します。
TYPE A 血行不良タイプ
□ 慢性的な肩こり
□ マッサージに行くと楽になる
□ 目が疲れている
□ 生理前にコリが強くなる
□ 刺すような痛みがある
TYPE B 冷えタイプ
□ 首から後頭部がこわばる
□ 急な肩こりが起こる
□ ゾクゾク寒気がする
□ 首筋や頭にも痛みを伴う
□ 入浴で温めると楽になる
TYPE C ストレスタイプ
□ 後頭部から肩、背中にかけてパンパンに張って痛い
□ のどがつかえる感じがする
□ 仕事などでストレスが多い
□ イライラするとコリが酷くなる
□ 寝つきが悪い
コリの場所に応じたツボ
肩のラインがこっている
首のつけ根と肩先をつなぐ肩のライン。ここがこったとき、自然と手を当てている場所にあるのが、肩の不調によく聞くツボ「肩井(けんせい)」です。
肩井は気血がたまりやすいところ。そのため、症状もずばり現れてきます。刺激して滞りを流しましょう。
≪位置≫
肩ラインの中間あたり。押すと、硬さとズンとした痛みを感じるところ。
≪方法≫
反対の手を肩にのせ、人差し指や中指の腹を添える。真下に向かって痛気持ちいいと感じる程度に、押してキープ。
首のつけ根がこっている
スマホをのぞき込むような姿勢が続くと、首のつけ根周辺に張りや痛みが生じます。手元にある「後渓(こうけい)」は、筋肉のこわばりを緩和するツボ。肩へつながる小腸の経絡にあるので、ここを刺激することで、肩周りの気血の流れを良くします。
≪位置≫
手の小指側の側面。小指のつけ根を少し手首方向へたどるとボコッとへこむところ。
≪方法≫
反対の手の親指の腹を添え、痛気持ちいい強さで押したりさすったりして刺激。