不妊・妊婦の豆知識
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一般的な基礎体温のグラフ
朝目覚めたあと、安静な状態ではかるのが基礎体温です。健康な女性の体温は約0.3~0.5度の間で、一定のリズムで変化。この体温のリズムを見ることで、月経や排卵の時期、排卵の有無など、体の状態を知ることができます。
体温のはかり方がバラバラだと正しいデータが得られないので、気をつけて。はかった体温は、毎日記録しましょう。最近は検温したデータをスマホやパソコンで管理できる、便利なタイプの婦人体温計もあります。
前日の体調や睡眠などで基礎体温が微妙に変化することも。基礎体温は体調把握&健康管理にも役立つのです。
月経の開始から、卵巣にある卵胞が成熟する低温期が約14日間あり、成熟した卵胞が卵子を放出するのが 排卵期。その後、高温期が約2週間続いて、妊娠していなければ、子宮内膜がはがれ、また月経を迎えます。
正しい基礎体温のはかり方
基礎体温とは、起床時に安静な状態で
はかる体温のこと。寝たままで測定で
きるよう、枕元に体温計を置いて。
できるだけ静かな状態ではかるのがベ
ター。でも、気にしすぎないで。毎日
はかることがたいせつ。
記録表はドラッグストアなどでも購入
できますが、今はアプリで記録する人
も多数。自分がラクな方法でOK。
こんなグラフはトラブルの可能性あり!
健康な人では、ふつう基礎体温は低温期と高温期の2相に分かれます。
グラフが2相に分かれない場合は、排卵のトラブルなどが隠れている心配があります。
基礎体温表を持って病院で受診を
しばらく基礎体温表をつけてみて、「グラフの曲線がどうもおかしい」と感じたら、婦人科を受診しましょう。卵巣や子宮などに、妊娠を妨げる病気が隠れている可能性があります。
診断&治療の助けになるので、受診時、基礎体温表は必ず持参すること。月経痛など気になる症状がある場合は、医師にきちんと伝えましょう。
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