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不妊・妊婦の豆知識

[Vol.29]
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タイプ別 お家でかんたん♪妊娠力アップの薬膳

タイプ別おすすめの食材をバランス良く組み合わせて、食材の効能が効率良く働くように考えた薬膳です。冷えを解消、妊娠力をアップ、疲労回復、美肌づくり、不調の改善などに!
スパイシーマーボーどうふ

【材料(2~4人分)】
木綿どうふ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1丁
合いびき肉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50g
しょうが(みじん切り)・・・・・・・ 親指大
ねぎ(みじん切り)・・・・・・・・・・・ 1/2本
にんにく(みじん切り)・・・・・・・ひとかけ
[マーボーだれ]
 ・ 豆板醤・・・・・・・・・・小さじ1
 ・ 酒・・・・・・・・・・・・大さじ1
 ・ しょうゆ・・・・・・・・・小さじ2
 ・ テンメンジャン・・・・・・小さじ1 (または赤みそ小さじ1とはちみつ小さじ1)
 ・ 豆鼓(あれば)・・・・・・小さじ2
水どきかたくり粉(かたくり粉と水を1:1でまぜる)大さじ2
ごま油・・・・・・・・・・・・ 大さじ2
ラー油、粉ざんしょう・各適量

【作り方】
1・とうふを1cm角強の大きさに切る。マーボーだれの材料を合わせておく。
2・フライパンにごま油を熱し、しょうが、ねぎ、にんにくを入れてざっとまぜ、すぐにひき肉を加え、中火でいためる。肉に火が通ったら1のマーボーだれを加えて香りが立つまでいため合わせる。
3・2にとうふを加え、水1カップ(200ml)を注ぎ、煮立ったら弱火にして5分ほど煮る。
4・3に水どきかたくり粉を加え、とうふがくずれないように底からざっとまぜる。強火にしてラー油を加え、なべをゆすって味をなじませ、器に移す。粉ざんしょうを多めに振る。好みでねぎのみじん切りを散らす。

※ マーボーだれは多めに作っておくと、なす、はるさめ、キャベツ、もやしなどのいため物に使えて便利。保存は冷蔵庫で。
《素材コラム》・・・さんしょう
からだをあたためて寒さをとり除き、特におなかをあたため、腹部の血液循環を促すので、冷えによる腹痛・吐き気などに効果があるとされます。また、体内の余分な水分「湿」を取り除きます。四川料理でよく使われる香辛料です。


切り干し大根とえび、香味野菜サラダ

【材料(2人分)】
切り干し大根(乾燥)・・・・15g
しょうが・・・・・・・・・1かけ
きゅうり・・・・・・・・・1/2本
玉ねぎ・・・・・・・・・・約1/8個
香菜または三つ葉・・・・・1株
えび・・・・・・・・・・・4~5尾
ピーナッツ(刻む)・・大さじ2
[A]
  レモンのしぼり汁 小さじ2
  ナンプラー    小さじ2
  (※ない場合は、しょうゆ小さじ2/1、水小さじ1.5、塩少々で。)
  ごま油      小さじ1
  とうがらし(輪切り) 少々

【作り方】
1・切り干し大根は、水大さじ3~4に15分ほどひたしてもどし、水けを軽くしぼる(もどし汁はとっておく)。しょうがは皮をむいてみじん切りにする。きゅうりは斜めにせん切りにする。玉ねぎは薄切りにする。香菜または三つ葉は3cm長さに切る。
2・えびは塩少々(分量外)を加えた熱湯でさっとゆでてざるに上げ、殻をむき、半分の厚さに切る。
3・ボウルにAを合わせてドレッシングを作り、1、2を加えてまぜ、器に盛ってピーナッツを振る。

※切り干し大根は食物繊維が豊富なほか、消化酵素ジアスターゼも含む食材。少量の水でもどすと、味と成分を効率よく使いきることができる。
《素材コラム》・・・香菜
香りの強い野菜類は、体に滞った気を散らし、気の巡りをよくすると薬膳では考えます。特に疲れや夏バテなどで胃腸の働きが弱ったときは効果的で、食欲増進作用が得られます。三つ葉、万能ねぎ、青じそ、みょうがなどでも。


魚介ときくらげの豆鼓いため

【材料(4人分)】
いか・・・・・・・・1ぱい(約150g)
ほたて貝柱・・・・・中6個(120g)
きくらげ・・・・・・約大4個(水でもどして50g)
グリーンアスパラガス・5~6本
にんにく、しょうが(各みじん切り)各1かけ
クコの実・・・・・・大さじ1
豆鼓・・・・・・・・・・大さじ1
サラダ油・・・・・・大さじ1
酒・・・・・・・・1/4カップ
塩・・・・・・・・小さじ1/3
水どきかたくり粉(かたくり粉と水を1:1でまぜる)・・・大さじ1

【作り方】
1・いかは皮をむいて斜めの格子状に切り目を入れ、一口大に切る。ほたては厚さを半分に切る。きくらげは洗って水につけてもどし、2~3等分に切る。アスパラは下半分をピーラーで皮をむき、斜めに半分の長さに切る。クコはひたひたの水にひたしておく。豆鼓はみじん切りにし、大さじ2の水にひたしておく。
2・フライパンに熱湯を沸かし、アスパラをさっとゆでて、ざるに上げる。
3・フライパンにサラダ油とにんにく、しょうがを火にかけ、香りが立ったらいかとほたて、きくらげを加えいためる。酒、塩、もどした豆鼓を汁ごと加える。
4・3に2のアスパラと、1のクコを汁ごと加えていため合わせ、水どきかたくり粉でとろみをつける。

《素材コラム》・・・きくらげ
きのこの一種で、形が人の耳に似ていることから「木耳」とも書きます。イチョウの毒素を除き、血液や体液の汚れを除いてきれいにするとされます。善玉コレステロールの抑制に効果を発揮するため、動脈硬化、高血圧などに使われます。血の滞りを除くことで、肩こりや冷えも解消。


白菜と切りこぶと豚肉の蒸しなべ

【材料(4人分)】
白菜 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 大1/3株(700g)
豚ロース薄切り肉・・・・・・・・ 350g
細切りこぶ(生または乾燥を水でもどしたもの) 100g
だし ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1+1/4カップ(250ml)
塩 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 約小さじ1
酒 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 大さじ2
万能ねぎ(小口切り) ・・ 適量
ポン酢しょうゆ ・・・・・・・・ 適量

【作り方】
1・白菜は根から1枚ずつはがし、土なべに敷く(葉が大きいようなら、なべの大きさに合わせて切る。)その上に豚肉を広げて切りこぶをのせ、塩少々をする。同じように順に重ねていき、いちばん上に白菜を敷く、残った白菜は周りに詰める。
2・1にだし、酒を加え、ふたをして中火にかける。煮立ったら弱火で30分ほど蒸し煮にする。
3・出来上がったら万能ねぎを散らし、食べやすく切り分けて器に盛る。ポン酢と、好みでゆずこしょうをつけて食べる。

※ だしは、かつおだしでもよいが、煮干だしがよく合う。煮干15gを水250mlにつけ、できれば一晩つけて引き上げるとおいしいだしがとれる。
※ 切りこぶの生はスーパーの鮮魚売り場で購入可能。乾燥の場合はたっぷりの水に15分ほどつけてもどし、水けをきって使用

《素材コラム》・・・白菜
薬膳では、熱やのぼせ、イライラをしずめる働きがある野菜です。食物繊維も豊富なので、胃腸の通りをよくして便秘予防にも。利尿効果もあります。中国では、冬のビタミン源としてよく食べられます。


白菜と切りこぶと豚肉の蒸しなべ

【材料(2人分)】
鶏肉 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 120g
[A]塩、こしょう ・・・・・・・・・・ 各少々
にんじん ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1/2本(100g)
たまねぎ ・・・・・・・・・・・・・・・ 1/2個(100g)
長いも ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 100g
マッシュルーム ・・・・・・・・・ 4個
ブロッコリー ・・・・・・・・・・・ 1/2個強(100g)
白みそ、きな粉 ・・・・・・・・・ 各大さじ1
サラダ油 ・・・・・・・・・・・・・・・ 2/3カップ(150ml)
水どきかたくり粉(かたくり粉と水を1:1でまぜる) ・・・・・ 大さじ2
塩 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 小さじ1/4
こしょう ・・・・・・・・・・・・・・ 少々

【作り方】
1・鶏肉は一口大に切り、Aを振る。野菜はすべて一口大に切る。
2・フライパンを熱し、鶏肉を皮目から入れて中火でこんがりと焼く。フライパンからとり出し、フライパンに残った脂をペーパータオルで軽くふく。
3・2にサラダ油を入れ。白みそときな粉を入れて弱火で2分ほど木べらでまぜながらいためる。水2.5カップ(500ml)を少しずつ加え、とかしながらまぜる。
4・3にブロッコリー以外の具材を入れて強火で煮る。沸騰したら弱火にし、ふたをずらして20分煮る。
5・4にブロッコリー、豆乳を加え、煮えたら水どきかたくり粉を加えてとろみをつけ、塩、こしょうで味を調える。

《素材コラム》・・・豆乳
薬膳では、牛乳のかわりによく使われ、免疫をつけ、体力を高める、肌をうるおわせるといわれます。消化がよいので、胃腸の弱い方にもおすすめ。栄養学的には女性ホルモンに似たイソフラボンが豊富で、ホルモン力アップに。

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