不妊・妊婦の豆知識
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腰痛は肩こりと並んで多いお悩みです。
重労働、姿勢の悪さ、筋力の低下、また冷えが誘発するケースも。
今回は背中下部に効く4つのツボを紹介します。痛みや重だるさを感じる部位に対応するツボでケアしましょう。
背中下部の両端が痛む
腰痛でもっとも多いのが、背中下部の両端が痛むケースです。重い荷物を繰り返し持ったり、腰を曲げる姿勢をとり続けていると、痛みやだるさが生じてきます。「崑崙(こんろん)」「委中(いちゅう)」は、腰痛緩和の名ツボ。腰になくとも腰に働き、痛みをやわらげます。
「崑崙(こんろん)」を押す
≪位置≫
外くるぶしとアキレス腱の間にあるくぼみ。
≪方法≫
床に座りツボに親指の腹を当て、痛気持ちいい強さで押す。指の腹でさすってもいい。
「委中(いちゅう)」を押す
≪位置≫
ひざの裏側の真ん中。少しくぼんだところ。
≪方法≫
床に座りひざを曲げ、親指もしくは人差し指や中指などでぐっと押し上げるイメージ。
プラスの養生「デスクワークの合間にストレッチ」
特に、腰の側面の痛みや坐骨神経痛は、座りっぱなしでいると生じやすくなります。デスクワークが多い人は時々立ってツボを押すことはもちろん、軽く腰を回したり、ぐーっとひねったりする動きも取り入れましょう。
背中下部が重だるいとき
背中下部の慢性的な腰の重だるさには、足元の「照海(しょうかい)」。腰は「腎の府」とも呼ばれているほど、腎と深い関係です。その腎の経絡の先端近くにある照海を刺激することで、経絡全体の流れをスムーズにし、腰周りの痛みの緩和につなげます。
「照海(しょうかい)」を押す
≪位置≫
内くるぶしのすぐ下。へこんだところ。
≪方法≫
かかと側から足をつかみツボに親指を当て痛気持ちいい強さで押す。
腰の側面の痛みや坐骨神経痛に
「環跳(かんちょう)」は、腰から足にかけて伸びる坐骨神経が走るツボ。腰の側面の痛みや坐骨神経痛による下肢にかけての鈍い痛みにも効果てきめんです。痛気持ちいい程度に指圧すると脚や腰がラクになります。
「環跳(かんちょう)」をたたく
≪位置≫
立ち姿勢になったとき、お尻のくぼみが出来るところ。
≪方法≫
こぶしでトントンたたくと刺激しやすい。テニスボールを床に置き、その上にツボを当てて刺激するのも効果的です。