不妊・妊婦の豆知識
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冷えが妊娠に良くないと聞くけど、それってどうして? 体のメカニズムを解説しつつ、子宮をポカポカにするための生活習慣をアドバイス! さっそく今日から実践してみてください。 冷えは子宮や卵巣の働きを妨げて妊娠を遠ざけます冷えは「血流が悪くなっている」というサイン。体の臓器に機能は、血流が悪くなると衰え、血流が良くなると高まります。 妊娠に関わる重要な臓器である、卵巣や子宮へ栄養を届けるためにも、血流アップは大事なこと。例えば、赤ちゃんを迎えるために、子宮内膜はふかふかのベッドのように厚くなるのが理想的ですが、子宮に充分に栄養が届かないと、子宮内膜が厚くなりません。冷えたままだと卵巣や子宮は本来の機能を発揮できないのです。 検査で妊娠しにくい原因がないか調べることも大事ですが、同時に冷え対策に力を入れることも大切。不妊治療にトライするときも、体を十分にあたためて血流をよくしておけば、薬の効き目がよくなったり、治療の効果が上がったりすることもあります。 なかなか妊娠しなかった人が、冷え対策を本格的に始めてから妊娠することも珍しくありません。冷え対策を十分にして、授かり体質を目指しましょう。 手のひら体温チェック冷えている自覚がなくても「隠れ冷え性」の可能性があります。さっそく「手のひら体温チェック」で確認を。 まず、わきの下に手のひらを当て、その手をおへその上に当てて温度差をみます。 太ももの前面、おしり、二の腕なども同様に。 わきの下より冷たい部分があれば隠れ冷え性です。 目標体温は 36.5度 以上一般の体温計を使い、わきの下ではかります。 朝起きてすぐ、布団の中ではかりましょう。 1日のうちで最も代謝が低いときに計測するのがポイントです。 体温が低いと、新陳代謝や免疫力が低下しやすく、特に低体温といわれる35度台になると、女性ホルモンが分泌されにくくなる傾向が。 排卵障害や月経不順になりやすく、妊娠の妨げになる可能性があります。 36.5度以上が理想ですが、低体温の人はまずは36度を目指しましょう。 [参考文献] Pre-mo Baby-mo 特別編集 「赤ちゃんが欲しい」2017 Winter |