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不妊・妊婦の豆知識

[Vol.70]
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生殖医療用語についてPart1
生殖医療用語についてPart1 イメージ写真
難しい用語がいろいろと出てくる生殖医療用語。
よく聞く言葉だけど、あまり正確に知らないものも多いのでは?
勘違いや思い込みを防ぐためにもしっかり確認しておきましょう。
今回はそのパート1で、3つほど簡単に紹介させて頂きます。


卵管閉塞

卵管采でキャッチされた卵子が精子と出会う場所が卵管です。
ここで受精が行われ、卵割を繰り返しながら子宮へ向かって移動していきます。
生殖にとって大切な場である卵管が、卵管炎や子宮内膜症などで炎症が進行し、卵管の内側で癒着やひきつれが生じて、一部分がふさがった状態を卵管閉塞といいます。精子や卵子がうまく通れないため、不妊の原因となります。

卵管炎のおもな原因はクラミジア、淋菌、大腸菌などの病原微生物の感染で、多くは性行為によるものです。初期の段階ではあまり症状がないため、未治療のまま炎症が進行してしまった、あるいは繰り返し感染した場合などに癒着が生じるのです。
また、炎症による滲出物が溜まった袋状のもの(卵管留水腫)も卵管を詰まらせます。

カテーテルを卵管内に入れ中の癒着を取り除きます。(卵管鏡下卵管形成術)。閉塞部位や癒着の程度と年齢により、卵管切除や形成術をすることもあります。

子宮内膜症

何らかの原因により子宮内膜様組織が子宮内腔内面以外(異所性)に生じた疾患で、子宮周囲(卵巣、ダグラス窩(子宮と直腸の間のくぼみ)、腹膜など)に発症するものが多く、20~40歳代に好発します。女性ホルモンの影響を受けるため、年月とともに病変は広がり、下腹部痛や腰痛などの症状が強くなります。

子宮内膜症では、剥離した組織や血液を排出する出口がないため、卵巣や腹腔内にとどまり、時間とともにその量は増えていきます。これが周囲の組織に悪さをし、臓器同士の癒着や腹膜と臓器の癒着をおこします。骨盤内で生じるため不妊症の原因になります。

治療法には、GnRHアナログ、低用量ピル、ジエノゲスト、ダナゾールによる薬物療法と手術療法があります。腹腔鏡下手術で病変部を取り除く方法もありますが、完治は難しく再発の可能性があります。
卵巣に発症するチョコレート嚢胞は悪性化の可能性があり、卵巣がんの合併が嚢胞径10cm以上や40歳以上で高くなるため、これらの症例では手術も考慮する必要があります。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

脳下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体化ホルモン(LH)のバランスが崩れ、慢性的に男性ホルモンが過剰となり、うまく排卵できない状態です。

男性ホルモンが高いため、ニキビや多毛といった男性化徴候がみられます。また、月経周期位が長い・不規則、無月経になるなどの月経異常があります。
血液検査では男性ホルモンの高値を示し、FSHの基礎値が正常にも関わらずLHが高くなります。
超音波検査では、卵巣に数珠状につながった多数の小卵胞を認めます。

原因はいまだ不明ですが、視床下部・下垂体、卵巣、副腎皮質の機能障害、インスリンの機能低下などが関わるとされています。

治療はクロミフェンなどの排卵誘発剤で排卵を促します。効果が無い場合は腹腔鏡を用いてレーザーで厚くなった卵巣の表面に数箇所小さな穴を開ける方法(腹腔鏡下卵巣多孔術)が行われます。また、インスリンの機能低下の場合には、糖尿病治療薬のメトホルミンを投与します。


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