不妊・妊婦の豆知識
[Vol.66]
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妊娠に関係するホルモンの正常値とその数値が持つ意味を知っておくことは大切です。
お医者さんから言われてもチンプンカンプン???にならないように、おもなホルモンの名称や正常値、正常でない場合、どんな弊害があるのかを簡単にご紹介します。
是非参考にされてみてください。
おもなホルモンの種類・正常値・数値からわかること
ホルモンの種類 |
正常値 |
症状 |
エストロゲン(E2) |
50pg/ml
(月経中) |
女性ホルモンや卵胞ホルモンと呼ばれているホルモン。正常値を下回ったり、極端に上回った場合は卵巣の機能が低下していることが考えられます。 |
黄体化ホルモン(LH) |
10mIU/ml以下
(月経中) |
成熟した卵胞を排卵させるためのホルモン。卵巣の機能が低下すると上昇傾向に、月経や排卵に異常があると値が低くなることがあります。また、多嚢胞性卵巣(PCO)があると、FSHよりも高値を示す場合も。 |
卵胞刺激ホルモン(FSH) |
10mIU/ml以下
(月経中) |
脳下垂体から指令を出して卵胞を刺激し、発育を促すホルモン。正常値を上回った場合は卵巣の機能が低下していることが考えられます。 |
プロラクチン(PRL) |
28ng/ml以下
(月経中) |
乳汁分泌ホルモン。値が高くなると排卵障害や着床にも影響を及ぼすと言われていますが数値に表れないこともあるので、通常の採血ではっきり判断できない時は「TRHテスト」というホルモンの負荷試験を行う。 |
黄体ホルモン(P4) |
10ngml以上
(黄体期中期) |
周期によって変動しやすいホルモンなので、測る時期が少しずれるだけで数値に差が出る場合もあります。排卵確認後、1週間くらい測定するのが一般的です。値が低い場合、着床障害や流産の原因になることもあります。 |
年齢別AMHの平均値
AMHとは「アンチミューラリアンホルモン」の略で、発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンです。AMHの数値が何を表すのか、わかりやすく言うと、「卵子の在庫の数の目安」であるといえるでしょう。ですので、年齢を重ねるごとに年々減少してきますが、あくまで数の目安で、加えて卵子の質なども影響してきますので、値が低いからと言って「妊娠できない」と早々に諦める必要はありませんよ。
JISARTがまとめた2011年10月~2012年5月の間に収集した8686症例(PCO、PFO除外)データより
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